【力学】速度の合成則

【力学】速度の合成則

物理・数学ノート > 力学
Source: Mythbusters - Official Channel

■速度の合成則

位置の時間変化率である速度 \begin{align} \bm{v}=\frac{d\bm{x}}{dt} \end{align}

ベクトルであるから、2つの速度を合成した結果は、ベクトルの加法に従って計算される。 例えば速度\bm{v}で走る車から速度\bm{u}でボールを投げるとき、静止している観測者から見たボールの速度は\bm{v}+\bm{u}となる。 このとき、ボールの速度が、車とは反対方向で同じ大きさ、すなわち\bm{u}=-\bm{v}であったなら、車外部の静止している観測者からは、その瞬間のボールの速度は\bm{v}+(-\bm{v})=0となり、静止して見える。


■デモンストレーション

都市伝説やうわさから科学的な定説まで、様々な事柄を検証するディスカバリーチャンネルの番組Mythbustersでは、この(非相対論的な)力学の基本的な法則を実際に実験を行って検証している。 以下の公式チャンネルの動画でそのエピソードが全編視聴できる。


Mythbustersは他にも、時速100マイルで壁に突っ込んで止まるのと、時速50マイル同士の車が正面衝突して止まるのと、どちらがダメージが大きいかなどの疑問を、わざわざ実際に車を衝突させて検証していたりする。 運動量と運動エネルギーを考慮して予測しつつ、実際のエピソードを見て確かめてみるといいだろう。


Source: Mythbusters - Official Channel

コチラのエピソードも、公式チャンネルから視聴可能だ:『Mythbusters | Crash Force


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