【天体】流れ星の色

【天体】流れ星の色


流星、あるいは流れ星とは、地球に向かって高速で突っ込んできた小天体が、大気中の分子と衝突して周辺の気体分子とともにプラズマ化して発光する現象である。

小天体と言っても、氷や岩石や鉄片など構成成分は様々で、その小天体の化学組成や大気に衝突する際の速度、そして天体の光と大気の光どちらが優勢なのかなどによって我々の目に届く光の色が変わる。例えばいくつかの元素ごとの典型的な色は
  • 赤(窒素/酸素)
  • 黄(鉄)
  • 紫(カルシウム)
  • オレンジ(ナトリウム)
  • 青緑(マグネシウム)
のとおりである。
source: https://leonid.arc.nasa.gov/meteor.html

この色の違いは、原子ごとに電子が異なる固有のとびとびのエネルギー準位を持っていて、準位間の遷移に伴って、特定の波長の光が放出されるという量子的な性質に由来している。

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